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【New】夏は飲み物の衛生・管理をしっかりと!

8月は厚生労働省が定める食品衛生月間。

高温多湿の夏。この季節は食べ物だけではなく、飲み物にも注意が必要です。

 

じか飲みのペットボトルは雑菌の棲み処に?

 食べ物の食中毒には気を付けていても、飲み物の衛生には無頓着な人も多いのではないでしょうか?

 でも、暑い季節は食べ物と同様、飲み物も傷みます。

とくに気を付けたいのが、ペットボトルの飲み残しだといわれています。

少し飲んではフタを閉めて、カバンの中にペットボトルを入れっぱなしにしていませんか?

 清涼飲料水は開栓すると、品質が劣化するといわれていますが、じか飲みをしたペットボトルは、さらに口の中の菌や食べカスが入り込みます。

混入した菌にとって、フタをしたペットボトルは格好の増殖環境。

暑い季節は、菌がどんどん増えていくといいます。

 

お茶やミネラルウォーターでも雑菌繁殖

お茶やミルク入り飲料、ミネラルウォーターなどは、菌の発生率が高く増殖率が高いそうです。

これらの飲料に限らず、全国清涼飲料連合会ではペットボトルを口飲みした場合は早めに飲み切ること、コップに移して飲んだ場合でも、残りは冷蔵庫で保管し早めに飲み切るよう注意喚起をしています。

夏は水分補給が欠かせません。

外出先でペットボトル入り飲料を買うときは、小さいサイズのものを選んで、短時間で飲み切ることを考えたほうがよさそうです。

 

やかんに入れたスポーツ飲料で金属中毒が発生!

 夏は、好みの飲料を入れたマイボトルをもって外出する人も多いでしょう。

 熱中症対策のために、やかんでスポーツ飲料をたくさん作っておくこともあるかもしれません。

 でも、使い方に要注意。

 ご存じの方も多いかもしれませんが、厚生労働省食品安全情報の公式Twitterでは2020年7月8日「やかんに入れたスポーツ飲料を飲んだことによる銅食中毒が発生した」ことを報告しています。

 

劣化した金属容器に要注意

 やかんや水筒など金属製の容器にさびや傷があった場合、酸性の飲み物を入れると、傷やさびの部分から金属成分が溶け出して中毒を起こす可能性があるそうなのです。

 酸性の飲み物とは、主にスポーツ飲料をはじめ炭酸飲料や乳酸菌飲料、果汁飲料などがあげられるそうです。

 飲み物を入れる際は取り扱い説明書をよく確認し、とくに酸性度の高い飲み物は長時間保管しないこと、古くなった容器は劣化して内部が破損していることもあるので、定期的に新しいものにかえることなどをすすめています。

 熱中症予防に必須の水分補給ですが、不十分な衛生管理で、思わぬ健康トラブルを引き起こさないように注意したいものですね。

 

 

 

<参考>

*「清涼飲料水ハンドブック 開栓後はお早めに」(全国清涼飲料連合会)

*厚生労働省食品安全情報Twitter(厚生労働省)

*食品安全FAQ「金属製の水筒に飲み物を入れる際の注意点はありますか?」(東京都福祉保健局)

 

 

プロフィール

医療ライター
中出 三重

株式会社エム・シー・プレス勤務(医療ライター・編集者)

*出版社勤務、フリー編集者を経て、企画・編集室/株式会社エム・シー・プレス勤務。

*女性を取り巻く医療と健康、妊娠・出産・育児の他、予防医学、治療医学などを中心に、多くの単行本を企画・編集・執筆。

*楽しく食べること、おいしく飲むことをこよなく愛する。休日の楽しみは公園ごはんと街歩き。

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