正しく眠ればダイエットになる? 睡眠と肥満の深い関係
秋の夜長。なんとな~く夜更かししている人も多いのではないでしょうか。
そのせいか、最近寝不足気味ということはありませんか。
実は睡眠不足は肥満のもとなのだそうです。
ダイエットしていても、ちっとも痩せないという人はもしかしたら睡眠不足が原因かもしれません。
寝不足だと食欲がわくワケは…
「ダイエットには食事や運動が大きく関係していることはわかっているけれど、なぜ、睡眠が関係するの?」と疑問に思う人も多いかもしれません。
実は睡眠と肥満には深い関連があり、いい睡眠がとれていないと肥満を招いてしまうそうなのです。
そのカギを握るのがホルモン。
寝不足だと基礎代謝が下がる上に、食欲を抑えるレプチンというホルモンが減少。
逆に食欲を増進させるグレリンというホルモンが増えるといいます。
つまり、グレリンの影響で食欲が出て無意識に食べ過ぎてしまうというわけ。
満腹ホルモン「レプチン」と食欲ホルモン「グレリン」には相関関係があり、レプチンが適切に分泌されていればグレリンの分泌が抑えられるといわれています。
寝不足と肥満の関係
実際、寝不足の人は一般の人に比べて肥満傾向にあるといったさまざまな研究報告があるようです。
また寝不足のグループは、味の濃い炭水化物を好むようになったというデータも発表されているとのこと。
夜になると、ラーメンや菓子パン、スナック菓子などが無性に食べたくなるのは、食欲ホルモンが起こす「偽の食欲」のせいなのかもしれません。
眠りを味方につけてダイエット
ダイエットをしているのにいっこうにやせない、逆に食欲に負けて太ってしまうという人は一度睡眠を見直してみてはいかがでしょうか?
仕事が忙しいときなどに真っ先に削られがちなのが睡眠ですが、必要な睡眠時間はしっかりと確保したいもの。
睡眠時間だけでなく、質の良いよい眠りを味方につけることも大事なポイントのようです。
<参考>
*「ダイエット外来の寝るだけダイエット」(経済界 佐藤桂子著)
*「リバウンドを防ぐための筋トレ 舌トレ 眠トレ」(『栄養と料理』2019年7月号 女子栄養大学出版部)