美容の大敵! 顔のむくみはなぜ起こるの?
朝起きたら顔やまぶたが腫れぼったくて、愕然とした経験はありませんか?
多くの女性たちが経験しているむくみ。
なぜ、どんなときに起こりやすいのでしょうか?
むくみのメカニズム
体の水分は血管の中と外でやりとりされてバランスよく保たれているそうです。 ところが、なんらかの原因でバランスが崩れてしまい、水分が血管外にたまった状態がむくみ。
女性は男性に比べてむくみやすいといわれています。
とくに生理前は、細胞に水分をため込もうとする作用のある女性ホルモンのプロゲステロンの分泌量が増えるために、むくみやすくなることが知られています。
気になる顔のむくみ
誰でも寝起きは多少顔がむくんでいますが、うつぶせで寝ると顔にむくみが出やすくなることが知られています。
顔の中でも皮膚の薄いまぶたは、とくにむくみやすい箇所。
マスク着用が必須の今、視線が集まる 目元がむくんでいると、それだけで憂うつな気分になりますよね。
むくみを引き起こす主な原因
うつぶせ寝以外にも、水分や塩分を多くとりすぎたり、お酒を飲んだ翌日などは、体内に水分がたまって 顔がむくみがちになります。
さらに、寝不足やストレス、疲れがたまった状態が続いているときも、要注意。疲労物質がむくみを引き起こしてしまうといいます。
セルフケアで解消を
朝起きて顔のむくみが気になるときは、セルフケアで解消しましょう。
おすすめは、冷&温療法。
冷水で絞ったタオルと蒸しタオルをむくんだ箇所に交互にあてると、血管の収縮・拡張の働きが活発化してむくみ解消に効果があるといわれています。
また、首のストレッチやリンパマッサージなども、顔のむくみ解消が期待できるそうです。
むくみやすい生活習慣を改善
顔や手足がむくみやすいという人は、生活習慣を見直すことも大事です。
夜更かしは自律神経のバランスを崩し、水分の代謝を乱すといわれています。
また睡眠不足や疲労は早めに解消することを心がけましょう。
食事では塩分の取りすぎに注意します。そのほか、タンパク質やミネラルが不足すると、むくみを招くといわれているので、バランスよく食べることも大事です。
ダイエット中の人は、栄養不足にならないように気をつけましょう。
病気が原因で起こるむくみに注意
ところで、顔のむくみには、心臓の病気や肝臓、腎臓、内分泌、甲状腺などの病気が潜んでいることもあるそうです。だから「たかがむくみ」と侮らないこと。
むくみがおさまらない、ほかに気になる症状があるなど病気が疑わしい場合は、一度は内科を受診して、むくみにかかわる病気がないかをチェックしてもらいましょう。
<参考>
*『20代からの女性ホルモンバイブル(河出書房新社 監修・中村裕恵)
*『ウィメンズ・メディカ』(小学館)