更年期は女性の髪の毛の曲がり角!?
更年期に入ったら、髪に元気がなくなってきたと感じることはありませんか?
今回は更年期に行いたい毛髪対策についてお伝えします。
髪の老化はいつから?
髪がボリューム不足でペッタンコになってきた、白髪が増えた、抜け毛や分け目の薄さが気になる……更年期以降は、髪の衰えが気になる人が増えてくるようです。
これには加齢とともに、女性ホルモンの減少などが影響していると考えられているようです。
髪の変化は、30代頃から始まってるといわれていて、お肌と同様、加齢とともに髪も老化が進みます。
加齢によって頭皮の血行が悪くなると、毛髪に十分な栄養や酸素が行き届かなくなって、健康な髪を維持するのがむずかしくなります。
抜け毛や切れ毛が増えてくるのは、血液の循環が悪くなって、髪が弱ってくるのが主な原因だといわれています。
また、髪の水分量も年齢とともに減少します。水分不足から潤いのないパサパサ髪も気になるようになってきますね。
女性ホルモンの減少も影響
もうひとつ。更年期世代は、女性ホルモンの減少も関係しているようです。
そもそも頭髪は女性ホルモンの働きで守られていますが、更年期からは女性ホルモンの分泌が減って、その分男性ホルモンの影響が出やすくなり、抜け毛や薄毛が増えてくるといわれています。
さらに、髪の健康は生活習慣も大きく関与していて、ストレスや食生活、睡眠不足なども抜け毛や薄毛の原因になることが知られています。
更年期世代は、職場や家庭などのストレスが増大しがち。
また食生活が乱れたり、十分な睡眠がとれないという訴えも多いもの。
それがよけいに、髪の老化やダメージに拍車をかけてしまうようです。
体の内側から対策を
更年期世代からは、お肌の手入れと同様に髪のケアにも心を配りたいものですね。
ヘアケアにお金をかける人も多いようですが、何よりバランスのよい食事と質のよい睡眠、適度を運動を心がけるといった、生活習慣を身につけて、体の内側から頭皮環境を整えることが大事だと専門家はアドバイスします。
髪の健康のためには良質たんぱく質をしっかりとることも大事なポイント。
更年期からは肥満が気になってダイエットを行う人が増えますが、無理なダイエットは髪の大敵であることも覚えておきましょう。
<参考>
※『更年期障害 これで安心』(小学館 堀口雅子監修)
※アンファーからだエイジング(アンファー株式会社)
※大正健康ナビ(大正製薬)