「夏の疲れ」をリセットしよう!
今年は記録的な猛暑でしたね。
過酷な暑さを乗り超えて、体はすっかりお疲れ気味。
このまま秋バテに突入させないためにも、体のリセットしませんか?
最近、不調を感じていない?
外に出れば過酷な暑さ。オフィスや電車では冷房強め。夏は室温と外気温の寒暖差が大きいうえに、冷たいものをとることが多い……そんな生活が続いて、最近体に不調を感じていませんか。
もしかしたら、夏の疲れや冷えを引きずったまま秋バテに突入しているのかもしれません。
秋バテに関する意識調査
その「秋バテ」についてリンナイ株式会社が20代~60代の男女1,000名に意識調査を実施しています。その内容を簡単にご紹介しましょう。
「秋バテ」の意識調査の結果をみると、夏から秋にかけて身体の不調を感じる人は実に全体の7割にのぼりました。
「体の不調は私だけ?」と思っている人もいるかもしれませんが、こんなに多くの人が夏の終わりに不調を感じているようなのです。
特に多い訴えは「昼間の眠気」「気分の落ち込み」で、40代女性は3割が「頭痛」、30代は3割が「便秘・下痢」の症状に悩んでいました。
身体の不調を感じたと回答した人に、考えられる原因をたずねてみると、6割の人が「気温差」、続いて3割が「運動不足」「冷房の効きすぎ」と回答していました。
夏夏に負担を感じる冷えや寒さについては、「室内の冷房」と回答した人が約半数にのぼりました。
冷えと自律神経の乱れ
多くの人が感じている夏の終わりの不調。寒暖差による自律神経の乱れと冷房による冷え、冷たいもののとり過ぎなどが原因だといわれています。
夏なのに「冷え?」と疑問に思う人も多いかもしれません。
けれども夏に冷えを感じる女性は多く、ある調査では働く女性の約6割が「夏冷え」を実感しているという報告があります。
夏のオフィスは、エアコンの設定温度が低かったり、エアコンの冷風が流れる位置にデスクがあったり。自宅と違って、温度調整ができない環境にあります。
女性は男性と比べて筋肉が少ないので、熱をつくりだしにくく冷えやすいということもあるようです。
乱れがちな生活習慣を見直そう
冷房が気になる人は、温度調節しやすいようにカーディガンやひざ掛け、ソックスなどで防衛を。
夏はどうしてもシャワーで済ませがちですが、自律神経を整えて、体の内側から温めるためには湯船にゆったりつかることがとても大事。
また、飲み物は常温や温かいものを心がけ、食事も3食しっかりとって胃腸の働きを活発にしましょう。 ストレッチなど血行をよくする運動を心がけたり、運動時間がとれない人は、駅まで歩く、エレベーターは避けて階段をのぼるなど、こまめに体を動かす工夫が必要です。
睡眠をしっかり確保することも重要なポイントになります。
冷えと疲れを溜め込まないためには、乱れがちな夏の生活習慣をリセットする必要があります。
すがすがしい秋はもうすぐそこまで来ています。生活リズムを整えて心も体も元気に秋を迎えたいものですね。
<参考>
※プレスリリース「夏から秋にかけて7割が身体の不調を経験 秋バテ予備軍は8割」(リンナイ株式会社)
※「強い冷房、冷たい飲食物、屋外との温度差 夏の冷え性を軽く見ないで 朝食、入浴…セルフケア大切」(東京新聞 2023.8.8)
※『ウィメンズメディカ』(小学館)