「男と女のけんか」のなぜ?その2
けんかのときに、なぜ男性はだんまりを決め込むのか?
前回は、けんかのときに男性が脅威に思う「女性のなぜ?」をテーマにしましたが、今回は、女性からみた「男性のなぜ?」をお送りします。
女が言いつのるほど、男は殻に閉じこもる
口論になると、必ず黙り込んでしまう・・女性からみて不可解なのが男性のこの現象。こんなとき女性は「なぜ黙るのよ!言いたいことがあったらいいなさいよ」とますます激しく言いつのりたくなりますよね。
でも、ちょっと待ってください。ここで言いつのると、結果は逆効果。
「わかった。じゃあ、僕の気持ちを話そう」という展開はまずないと思ってください。女性が言いつのれば言いつのるほど男性はますます口を固く結んで黙り込み、相手を無視する姿勢に入っていきます。
そ んな態度に腹を立てて、「なぜ無視するのよ。だいたいあなたっていっつも○○じゃないの。だからあなたって○○なのよ(*注:自分の言いそうな言葉を当て はめてください)」、と決定的な言葉を相手に投げかけて、ついに修復不可能な関係に・・こんな苦い経験をもつ女性も多いのではないでしょうか。
男がだんまりを決め込んだら「そっとしておく」のが正解
男性がだんまりを決め込んでいるときは、相手の意見に同意していないことは明らかです。でも、なぜ反論せずに黙り込むのでしょうか?
口達者な女性に勝てないから、黙り込むということもありますが、頭で一所懸命考えをまとめていることも多いようです。
前回もお話しましたが、男性は一点集中型。どうすれば相手に理解してもらえるのか?どうすれば相手が冷静になってくれるのか?そしてそうすればこの話がゴールにたどりつくのか?を必死に考えているようです。
さらに、男性は女性が考えている以上にストレスに弱いという側面もあって、けんかしているときは女性より心拍数が高まり、血圧の高い時間が長いといわれています。
黙っているときはけんかというストレスと必死に闘っているサインでもあるのかもしれません。
男性は怒りの感情をコントロールできなくなると、男性ホルモンのテストステロンの影響で、攻撃的な感情を抱くことが多いことがわかっています。
口論の途中で男性が黙ったら、相手がキレるまで追い詰めずに、そっとしておくのが正解のようです。