男女で違う「ほめ方のツボ」
男性でも女性でも「ほめ上手」の人は、異性からもてるようです。でも、男女でほめ方のポイントが違っているのをご存知ですか?男性と女性、それぞれどんなほめ言葉が相手の心に響くのでしょう?
男性は「頼りになる」「すごい!」などプライドをくすぐるほめ言葉を
たとえば、付き合っている彼が昇進したとき。あなたはどんなふうにほめますか?
「よかったね。やっぱりコツコツ仕事をやっているのが認められたんだね」――女性からみれば「がんばっていたものね」と精一杯共感しているのですが、男性はそれよりも
むしろ「すごいね!」「さすがだね!」「尊敬しちゃう」といった短い言葉でストレートにほめられるほうがうれしいようです。
逆に男性をほめるときに気をつけなくてはならないのは、上から目線でのほめ方。たとえば「へぇ~。やればできるんじゃない!」などといわれると、男性は「俺、バカにされている?」と感じてしまうようです。
また男性の場合、容姿や性格をほめられても女性ほどうれしさを感じないようです。まして、「かわいい~」とか「細いね~」といったほめ言葉は、NG。「かわいい=男らしくない」「細い=貧弱なカラダ」といわれているようで、傷つく男性も多いといいます。
さらに、女性が意外によく使う「○○さんっていい人ね」といった言葉は、男性からすると「どうでもいい人」といわれている気がするそうです。「たとえ無人島に行ってもあなたとだけはHしないわ、と聞こえるんだよ」という男性もいます。
太古の時代、男は狩りをして獲物をしとめてきました。草食男子が増えたとはいえ、男はやはり男らしくありたいもの。
「頼りになる」「すごい!」など、その昔獲物をしとめてきた男にかけるような単純なほめ言葉が、男性のプライドをくすぐるようです。
女性がうれしく感じるのは、やはり性格や容姿ぼめ
一方、見ためが気になる女性に対してはやはり「かわいいね」「きれいだね」が王道のほめ言葉。また「俺のタイプなんだ」というのも女性にとっては殺 し文句のようです。また、「髪がきれいだね」、「指がきれいだね」という「パーツぼめ」や「優しいね」「気が利くね」といった「性格ぼめ」も女性の気分を よくします。
女性がいわれてうれしくないほめ言葉は「頭よさそうだね」「安産タイプだね」「胸大きいね」といった言葉。「頭よさそうだね」は、「ほかにほめるところないの?」「容姿はダメといっているの?」ととられがち。
また、「安産タイプ」、「胸が大きい」などは、セクハラっぽくとられます。恋人同士ならまだしも、職場でいえば確実に「セクハラ」になりますので、気をつけてください。
いずれにしても容姿など外見に関するほめ言葉は、職場においては不必要ですし、言われる側も非常に不愉快に感じることがよくあります。
職場でほめるのは、仕事に対する取組みや成果について。容姿や服装などの外見については、職場では触れないでおくのがマナーと心得ましょう。