
ダニの繁殖時期、意外な場所に潜むダニに注意!
気温がぐんぐん上がって湿度が高くなるこれからの季節は、ダニが大好きな条件がそろって、爆発的に増えるといわれています。
ダニはアレルギーの原因になって、ぜんそくや鼻炎などを引き起こすらしいのでご用心。「
ダニ天国」をつくらないために、家の中をちょっとチェックしてみませんか?
繁殖条件がそろうと爆発的に増えていく
一般にダニの繁殖条件は気温25~28℃、湿度は65~85%だといわれています。
加えて、ダニのエサ(人間のフケ、アカ、カビ、食べ物かすなど)と、ダニがもぐりこめる場所があれば、爆発的に数が増えていくそうです。
ダニは2週間ほどで成虫になり、2~3か月生きます。
その間メスは、毎日1~3個の卵を産むのだそうです。毎日ですよ!
家庭の掃除機で集めたハウスダストには1gあたり通常数十匹から数千匹のダニが見られるといいますから、繁殖条件がそろった場合は……もう、数えるのも嫌になる天文学的な数で増えていきます。
洋服のポケットやカバンの角にも要注意
室内でダニの多い場所は、畳やじゅうたん、ソファー、クッション、ぬいぐるみ、衣類、押入れ、毛布・枕・マットレス・毛布・布団などの寝具類というのは、誰もが知っていること。
それだけではありません。
意外な場所にもダニが潜んでいます。
たとえばクローゼットやタンスの中。
風通しが悪く湿度が高いので、ダニが繁殖しやすい場所なのだそうです。
外出から帰ってきて、そのまま服をクローゼットにしまうと、ダニの温床になりやすいので気を付けて。
クローゼットやタンスにしまうときは、服にブラシをかけたり洗濯してからにしましょう。
クローゼットやタンスは、定期的に掃除機をかけて角にたまったホコリを吸い取ったり、
湿気がたまらないように扉や引き出しを開けて空気を入れてあげることもポイントです。
見落としがちなのが、洋服のポケットやカバンの中。
すみっこのほうにたまったホコリもダニの棲家になりやすい場所だといいます。
そういえば、洋服のポケットにいつのまにかホコリがいっぱいたまっていた・・・・なんていうことがありませんか?
服にブラシをかけるときは、ポケットも裏返してブラシをかけたほうがよさそうです。
使わないカバンも定期的に出し入れして、お手入れを。
あ~、なんだか面倒くさい、なんていう声も聞こえてきそうです。
どんなにお掃除をしても、ダニをゼロにすることは不可能だといいますが、家の中でうじゃうじゃと繁殖してほしくないことは確か。
ジメジメ・ベタベタの梅雨時こそ、お掃除をしてさっぱり過ごしませんか。
<参考URL>
神奈川県衛生研究所ニュース
http://www.eiken.pref.kanagawa.jp/005_databox/0504_jouhou/0601_eiken_news/files/050902_news111.html