プラスコラム
PLUS COLUMN

新しい年から始めたい 食事日記でダイエット

今年こそは、本気でダイエットに取り組もうと思っている人も多いのではないでしょうか?

新年を区切りに新しい手帳に記す「食事日記」からはじめてみませんか?

 

食事日記のすすめ

ダイエットの第一歩はまず自分の食生活を把握することから始まります。

そこで食事日記をつけるという方法があるようですよ。

といってもあまり深刻に考えずに、まずは手帳に毎日の体重といっしょに次のようなことをメモ書きしていきましょう。

 

自分の「食パターン」が見えてくる

いつ、どんなシチュエーション(何をしながら、どんな気持ち)で、何をどのくらい食べたか……。

たとえば、「朝食7時。テレビを見ながらロールパン1個とコーヒー」といった具合に、とりあえず、1週間食事日記を書いてみましょう。

あとで読み返してみると、意外と野菜をとっていなかったり、反対にバターやチーズを多く取り過ぎているなど、自分の食事の傾向が見えてきたりします。

また、イライラしているときは、菓子パンを食べたり、おせんべいやポテトチップスなど歯ごたえのある菓子をバリバリ食べているなど、自分がどんな精神状態のときにどんなものを食べているかもイメージできるでしょう。

 

大食いしなくてもおやつで太る

ところで「食べていないのに太る」という人は、食事回数は少なくてもちょこちょこお菓子を食べていることが多いのかもしれません。

お菓子は意外にハイカロリー。

メーカーや商品によっても違いますが、たとえばポテトチップス1袋(60g)で300~330キロカロリーはあります。

普通のご飯茶碗1杯が150キロカロリーですから、ポテトチップス1袋(60g)は、ご飯2杯分以上に相当します。

とくに大食いはしていなくても、お菓子で太るというわけです。

 

お菓子の食べグセに注意

小腹がすくと、つい手が出てしまうお菓子ですが、食事のような満腹感が得られず、体に必要な栄養もとれません。

むしろ3食きちんと食事をとることで満腹感が得られ、お菓子の量も次第に減っていくそうですよ。

お菓子は、手元に置かないのがいちばんですが、どうしても食べたいという人は、袋ごと食べずに食べる分だけ皿にだして食べるとか、小袋入りのお菓子を購入してみてはどうでしょう?

 

アプリも上手に利用してみては

食事日記をチェックすることで、自分の食事傾向を知り、足りない栄養を補ったり、食べ過ぎた翌日は控えめに食べるといった軌道修正もできますね。

毎日日記を書く習慣のない人は、スマートフォン向けの食事管理アプリもいろいろ出ていますから、上手に利用して試してみてはいかがでしょうか。

 

<参考文献>

*日本食品標準成分表2015年版(七訂)(文部科学省)

 

 

プロフィール

医療ライター
中出 三重

株式会社エム・シー・プレス勤務(医療ライター・編集者)

*出版社勤務、フリー編集者を経て、企画・編集室/株式会社エム・シー・プレス勤務。

*女性を取り巻く医療と健康、妊娠・出産・育児の他、予防医学、治療医学などを中心に、多くの単行本を企画・編集・執筆。

*楽しく食べること、おいしく飲むことをこよなく愛する。休日の楽しみは公園ごはんと街歩き。