痔の予防・対策のポイント おしりにやさしい生活を送ろう!
人知れず悩むことが多い痔ですが、実は痔は虫歯に次いで多いといわれる国民病。
冬は寒さで血流が悪くなり、痔が悪化しやすい季節でもあるそうです。
つらい思いをしないように、今回はおしりにやさしい生活のお話です。
痔の人は生活習慣の見直しが必須
トイレでのいきみや便秘・下痢など痔の原因はさまざまですが、大きく影響しているのが長年の生活習慣だといわれます。
つまり、お尻に負担をかけない生活を改めない限り痔が悪化したり、またせっかく治療をしても、痔が再発することも多いそうです。
では、どんな点に気を付ければいいのでしょうか?
おしりに負担をかけない生活のポイントを以下にまとめてみました。
長時間同じ姿勢を続けない
長時間同じ姿勢(立ちっぱなし、しゃがみっぱなし、座りっぱなし)を続けると肛門周辺がうっ血しやすくなり、痔の悪化につながるそうです。
仕事柄同じ姿勢が続くこと多い人は、一定間隔で体を動かしたりこまめに休憩を。
腸内環境を整える
下痢も便秘も痔の大敵だといわれています。
いいうんちを出すことも、痔の予防対策の大事なポイントです。
発酵食品や食物繊維をたくさんとりましょう。
ビフィズス菌入りのヨーグルトやオリゴ糖を含む食品も腸内の善玉菌を増やすために有効です。
便秘の人は水分補給を忘れずに
水分不足は便秘を招きます。こまめに水分をとりましょう。
アルコール・からいものは避ける
アルコールや香辛料などは肛門を刺激し出血や痛みを強めるといわれています。
花椒(ホアジャオ)入りの料理など辛いものブームが続く昨今ですが、痔主の人は控えたほうがよいかも。
トイレに長居は禁物
排便は短時間ですませ、強くいきまないことが大事だそうです。トイレの長居は禁物だといわれています。
便意をがまんしてはダメ
反対に便意がなくてもトイレに行ってスマホや本をもちこんで、長時間こもるのもNG。
トイレには便意を感じてからいくほうがよいそうです。
おしりや腰を冷やさない
寒い冬はとくに下半身を冷やさないよう要注意。
入浴やカイロなどを利用しておしりをあたためて血行をよくしましょう。
いかがでしたか?
お尻は意外とデリケート。
今日から少しずつお尻にやさしい生活を実践してみませんか?
<参考資料>
*「産後ママの体と心 トラブル解消BOOK」(NHK出版 監修:対馬ルリ子)
*「ウィメンズメディカ」(小学館)