毎日の表情が顔のしわをつくっている?
何気なく鏡をみていたら、おでこや眉間など思いがけないところにしわを発見してドキッとした経験はありませんか?
今回は気をつけたい表情じわのお話です。
表情のクセでしわが定着
しわは、大きくわけて肌の老化が原因でつくられる老化じわと、表情筋によってつくられてしまう「表情じわ」があるといわれています。
表情じわは、繰り返し皮膚が折りたたまれてできたしわだといわれています。
靴の甲とかバッグなどに折りじわができるのと同じなのかもしれません。
第一印象を左右する「表情じわ」
10代、20代の張りのある肌ならすぐにもとに戻るそうですが、加齢や紫外線により肌の弾力が失われていると、跡が消えずに徐々にくっきりと刻み込まれていってしまうのです。
目じりの横にできる「笑いじわ」はなんとなく愛嬌がありますが、気を付けたいのが眉間や口もとにできる「不機嫌じわ」。
不機嫌じわがあると、怒ってもいないのに、怒っているといわれたり、暗い人、神経質な人に見られるなど、第一印象で大きく損をしてしまいます。
「不機嫌じわ」はなぜできる?
顔にはよけいな力が入りやすい部分がいくつかあるといわれています。その1つが目元や口元。
悩みや不安、ストレスがあったりマイナス思考になっていると、知らず知らずのうちに口を「への字」に曲げていたり、眉間にしわがよっていたり、歯をくいしばったりしがちです。
また、デスクワークが多い人も、パソコンの作業で目や脳を酷使して、無意識のうちに眉間にしわをよせる「不機嫌顔」になっていることが多いようです。
おでこのしわの原因は
一方、老けて見えるおでこのしわは、目を見開いたり、上目遣いをするクセのある人にできやすいといわれています。
若いときからこうしたクセをつけてしまう人が多いようですが、顔に不自然な力を入れていることはできる限り避けたいもの。
顔の力を抜いた「リラックス顔」を心がけましょう。
深呼吸で目指せ「リラックス顔」
眉間のしわやおでこのしわがある人は、ふだんから顔によけいな力を入れて血行も悪くなっているはずです。
こんなときは、ときどき大きな深呼吸をして顔のリラックスを心がけることをおすすめします。
深呼吸のポイントは、軽く息を吸ったら、口を軽くすぼめて静かにゆっくり長く息を吐き出すこと。
吐くことを意識した深呼吸で、顔の緊張を取り除いてあげましょう。
体の緊張もほぐれていきますよ。
しわが寄らない表情づくりを心がける
表情のクセはなかなか治しにくいものですが、意識的に「いい顔でいよう!」と心がけることでクセをゆるめることができるといいます。
年齢が上がるにつれて、顔にしわができるのは仕方のないこと。
でも、できれば好印象をもたれることの多い、笑いじわのような明るいしわをつけていきたいものですね。
<参考資料>
*「20代からの女性ホルモンバイブル」(河出書房新社:監修中村裕恵)