40代から鍛えるべきは下半身の筋肉
「おっと、危ない!」
最近、何でもないところでつまずいた経験はありませんか?
病気が原因で起こることもあるそうですが、そうでないなら下半身の筋肉の衰えが原因かもしれません
40代~50代は筋肉の衰えが進んでいく
私たちの体は、運動をしなければ加齢とともに筋肉が衰えていくといわれています。
とくに45歳を過ぎるころからは、筋肉を構成する筋線維が1本1本細くなりその数も減っていくそうなのです。
さらに50歳になると急激に減って、筋肉の老化が進んでいくといわれています。
気をつけたいサルコペニア
加齢とともに筋肉が減少していくことを「サルコペニア」といいますが、最近は「サルコペニア肥満」という言葉も耳にするようになりました。
サルコペニア肥満とは、サルコペニアによって筋肉が減った分、脂肪が増えていく状態のこと。
余分な脂肪が増えれば、こまめに動くことがおっくうになって、ますます脂肪が増える悪循環に陥りやすいといわれています。
さらに筋肉の衰えによって、素早く動けなくなったり、つまずきやすくなったりしてケガのリスクも増えてきます。
筋肉枯れを放っておいてはダメ!
「もう若くないから」という言葉で済ませがちですが、筋肉枯れ状態を放っておいてはダメ。
中高年期のサルコペニア肥満を解消するためにも、また高齢者になって寝たきりになるリスクを減らすためにも、今からサルコペニア対策を考えたいものですね。
筋肉枯れを避けるために
デスクワークなどで運動不足に陥りがちな人は、知らず知らずのうちに筋肉枯れが進んでしまいがち。
筋肉枯れの状態から脱出するためには、筋トレがいちばんです。
下半身の筋肉は、上半身の3倍も早く衰えるといわれていますから、まずは下半身の筋トレにトライしたいですね
自宅やオフィスでも気軽に筋トレを
筋トレというと身構えてしまいがちですが、スクワットやつま先立ちなどは自宅やオフィスの休み時間などでも、手軽に簡単にできるのでおすすめです。
ただし、スクワットは、正しいフォームで行わないと膝関節を痛めやすいといわれているので注意を。
厚生労働省の健康情報サイト・e-ヘルスネットでは、「安全に効果的に足腰を鍛える方法」して、椅子を使って行う「椅子スクワット」を紹介しています。
また「椅子スクワット」で検索すると、イラスト入りで紹介しているサイトなどがありますので、参考にしてみてください。
<参考URL>
*e-ヘルスネット「サルコペニア」(厚生労働省)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-087.html
e-ヘルスネット
*「安全に効果的に足腰を鍛える方法」(厚生労働省)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-04-005.html
*いきいき健康研究所「足腰の衰え」(味の素株式会社)
http://report.ajinomoto-kenko.com/ashikoshi/